心を楽にするために振り返る子育て

こころの解釈(第2巻) 心理カウンセリングの解釈

表紙(第2巻)02

※ 現在、電子書籍としての公開は中止しています。より、多くの方にご覧頂けるように、Webでの公開を準備しています。(2013/12/16)

次のページで公開しています。(2014/04/11)

心の解釈


目次:心の解釈(第2巻) 心理カウンセリングの解釈

各巻の概要

【第1巻の概要】「心の苦しさ」の解釈
【第2巻の概要】心理カウンセリングの解釈
【第3巻の概要】催眠状態から理解した心の解釈

第3部 「心の回復」を理解するための基礎知識

はじめに
1 「世界」に対する私たちのイメージ
1-1 人によって異なるイメージの世界
1-2 嘘と本当
1-3 連動する現実
2 家庭に対するイメージ
3 「心がダメージを受けたとき」に対するイメージ
3-1 心を回復させられるイメージと、回復させられないイメージ
3-2 心を回復させられる人の行動と、心を回復させられない人の行動
4 「つながり」に関するイメージ
4-1 群れる習性
4-2 私の不思議な体験
4-3 「つながり」を切断する学習
4-4 つながりに関係する「1次感情体験」と「2次感情体験」
4-5 「つながり」が切れていると感じている人の傾向(1)
4-6 「つながり」が切れていると感じている人の傾向(2)
4-7 母性と父性
5 解釈と経験の内容
6 心を苦しさから回復する方法

第4部 心を回復させる心理カウンセリング活用法

はじめに
1 偽解決
2 本当の問題の解決
3 「具体的な課題」を解決する前に
4 認知の歪み
5 心の苦しさの原因
6 心の苦しさを回復できなくなる原因
7 心を回復するために
8 感情への封印がとれるとき
9 心の回復を手伝う方法
感情を増幅させる言葉
労いの言葉
10 心理カウンセラーを選ぶ理由
11 「しあわせ」について
12 運命を分けるささやかな望み
13 心理カウンセリングをやめたくなる理由
14 「心理カウンセリングをやめたい」と思いながら続けているとき
15 心理カウンセリングを主体的に活用するために
16 心理カウンセリングに隠された「もう1つの目的」
17 考えや価値観について
18 心を支えられる体験
19 心理カウンセラーという存在
20 心理カウンセラーとの相性について
20-1 心理カウンセラーとの相性とは
20-2 相性を直観的に判断すること
21 話す内容
22 会話の中の「感情の二重構造」
23 心理カウンセリングを受けるときのポイント
24 自分の安心のために
25 心理カウンセリングの意義


【第2巻の概要】心理カウンセリングの解釈

最近は、心の苦しさや悩みなどの心理的な課題を抱えているとき、その解決方法に「心理カウンセリングを受ける」という選択肢も加わるようになってきました。

ただ、それは、「心理カウンセリング」という概念が認知されてきたというだけで、まだ、実際に心理カウンセリングが気軽に利用されるような状況には至っていないと感じています。

そのような状況にある理由は、「心理カウンセリングを活用すれば、心の問題を解決できる」と確信できないからだと思っています。

心の苦しさの原因が明確になっていないのですから仕方ありません。

精神科や心療内科の医師は、問診はしても十分に時間をかけて心理カウンセリングを行うことは、あまりありません。

また、私たちは、心の病気や精神症状をドーパミンなどの神経伝達物質との関係で説明している情報に触れる機会が多いので、そのような理論によって裏付けられる薬物療法には納得感があり、「心の治療 = 薬物療法」という考え方が一般的に受け入れられています。

このように、心理カウンセリングは、医師によって行われることがなく、薬を処方されることもないことから、私たちの認識の中では、心の医療から離れたところに位置づけられてしまっていることも、その効果を期待しにくい一因となっていると考えています。

しかし、投薬だけに頼る治療には違和感を抱いています。

例えば、100mを全力で走った後のことを考えてみて下さい。

息を切らせて苦しがって地べたにしゃがみ込んでしまっても、安静にしていれば、やがて、心拍や呼吸は落ち着いて楽になっていくことを、私たちは知っています。

ですから、100mを全力疾走して、このような状態になったからといって、薬を飲む人や薬を飲ませようとする人はいません。

投薬だけに頼る心の治療は、このような状態に至った経緯を無視して、呼吸や心拍が速くなったことだけを問題として取り上げて、脈拍を落とすための薬を飲むのと同じように感じてしまうのです。

人体に備わっている自己回復能力を無視して、薬を飲むことだけが治療だと信じてしまうと、心の苦しさに心理カウンセリングが役立つとは考えにくくなります。

しかし、有能な心理カウンセラーによる適切な心理カウンセリングを受ければ、心の苦しさが楽になることが多いのも事実なのです。

第2巻では、一般の方がインターネットなどで情報を探しても、ハッキリした答えを見つけることが難しい「心理カウンセリングで心が楽になる理由」と「心理カウンセリングの活用法」について、詳しく説明していきます。


各巻の概要

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