心を楽にするために振り返る子育て

1.1.2 『怒り』に関する誤解

怒りは、大きく三つに分類することができます。

(1)人の悪意(現実)に対する怒り
相手からの攻撃に対する敵意

(2)人の悪意(架空)に対する怒り
相手に悪意はないのに、「相手に攻撃されている」と勘違いすることによって、相手に対して生じる敵意

(3)自分の思い通りにならないことに対する怒り
他人を自分の思い通りにする道具としての感情

(1)は、先に相手が敵意を向けてきた場合ですが、このときに生じる怒りについては、あまり思い悩まないと思います。

自分に敵意を向ける人に怒りを生じることには疑問を持ちませんし、そのような人と無理に関わっていく必要はないので、怒りを相手に向けてしまうことに不都合も感じません。

但し、職場などでは、そのような人とも人間関係を続けなければなりません。

そんなときは、相手の生い立ちに意識を向け、『そのことで親から怒られないように頑張らなければならなかった』という相手の事情が想像できると、少しは気持ちが楽になります。

但し、どこかで自分の心のダメージを回復させる必要はあります。

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