モデルで説明する楽な心・苦しい心

02-02 苦しい心 : なぜ、苦しい?
[「隠す性質」でいっぱいになった器]

02-02-01 いつまでも適切な対処が分からない
「隠そうとする性質」の器を用いると、「感覚・感情」を隠してしまうため、それを大切にすることができません。
大切にできないばかりか、逆に、不要と判断して粗末に扱ってしまうところもあります。
苦しいときには、自分の器に、汚いものがうごめいているように感じて、自分の器の中を怖くて確かめられません。
[「隠す性質」を持つ器に、更に蓋をしている]

ですから、「感覚・感情」を、他人に打ち明けることも簡単ではありません。
そして、一人きりで「感覚・感情」を抱え込んで、苦しむようになります。

このように、自分の「感覚・感情」と向き合うことがないため、いつまで経っても、「自分にとって大切なものは何か?」、「苦しいときはどうすれば良いか?」といったことは分からないままになります。

そして、「感覚・感情」を無視することを前提とした誤った対処を身につけていくのです。
しかし、そのような対処では、いつまで経っても、気持ちを楽にすることはできません。