モデルで説明する楽な心・苦しい心

04-04 「予防による守り」の限界
「予防による守り」には限界があります。
不快な「感覚・感情」を生じさせる出来事や状況を、永遠に避け続けることはできません。
人生の中では、そのような状況や出来事には、何度でも遭遇するものです。
ですから、不快な「感覚・感情」は、何度でも生じてしまいます。
そのように何度も生じる不快な「感覚・感情」を、いつまでも隠し続けることはできません。
やがて、蓄積された「感覚・感情」は限界に達して、我慢できなくなります。
[自分の「感覚・感情」を隠すにも限界がある]

ですから、「予防による守り」ばかりに頼っていると、必ず、心が苦しいと感じる状態に陥ってしまうのです。
※ 「自分を守る方法」の詳細は、巻末の付録をご参照下さい。